コーヒーの精選4:ハニープロセス
前回のパルプトナチュラルは優れもので、ナチュラルで精選している農家から見れば設備投資は必要なものの欠点が少ない仕上がりになること。ウォッシュトの農家から見れば使う水量が少なくてすみ、環境負荷が少ない。しかも味わいに多様性が生まれる。
これをうまく活用したのが中米のコスタリカです。
コスタリカの場合はこのパルプトナチュラルをさらに細分化してミューシレージをどれくらい除去するかを調整することによって様々な味わいを作り出す文化がうまれました。
ミューシレージ除去率と呼称
0%:ブラックハニー ~50%:レッドハニー ~80%:イエローハニー ~100%:ホワイトハニー
ミューシレージをつけたまま乾燥するとだんだん自然発酵してきて変色するのですが、その色を基準に名前がついています。
ちなみに除去率と呼称はあくまでも目安で0%でも赤くなったらレッドハニー、25%除去したけど黒くなったらブラックハニーというふうに色が優先になるそうです。
あとハニーというのははちみつを使っているわけではなくコスタリカではミューシレージもはちみつも同じく"ミエル"と呼ぶことからパルプトナチュラル精選のコーヒーの甘さを連想される名前として名付けられたそうです。
次回はもうちょっと変わった精選についてもご紹介しますー😊