オールドコーヒー
世の中にはオールドコーヒーというものもあります。
どういうものかというと、焙煎する前の生豆の状態で何年もおいておく。頃合いをみて焙煎して飲むということなのですが、一番有名なのは銀座の老舗カフェドランブルさん。
一度行きましたがほんとうに美味しいコーヒーでした。
ビンテージは数年から十数年のものもあり、なかには50年近くのものまであります。
昨年103才でお亡くなりになった店主の関口一郎氏の著書によるとこのオールドコーヒー、どのコーヒーがどのくらい寝かせると美味しくなるのか或いは不味くなるのか、まったくわからないのだそうです。
とりあえず定温倉庫で数年寝かせて頃合いと思ったら焙煎してみる。美味しかったら店お客さんに出せるコーヒーになる。
5年寝かせて不味くなったものが、更に5年寝かせたら美味しかったなんてこともあるそうで、初めて本を読んだときはそんなコーヒーの世界もあるのかと驚きました。
コーヒー業界全体では鮮度のいいコーヒーは高品質で古くなると劣化するというのが常識になってますが、オールドコーヒーの美味しさを考えると必ずしもそればかりではないのかなとも思います。
ちなみにカフェニルでトライする予定はありませんので悪しからず。
定温倉庫を作らないといけないのでそうそうできることではありません。笑